DENT(デント)の特徴と将来性

DENTの公式ホームページ

https://www.dentwireless.com/#Home

 

 

 

 

 

・はじめに

2007年、ガラケーが主流だった時代にappleが発売したiphone。そこからスマホの時代は始まりました。

今では、図にあるように日本の主要都市では普及率60%超え、その他の地域でも50%超えと、日本人の2人に1人はスマートフォンを利用している状況です。

↑ スマートフォン所有状況(地域別)(2017年)

引用:スマートフォン所有率は78%、タブレットは41%にまで躍進(2017年)(最新) - ガベージニュース

 

世界では、中国が79%、タイが70%、シンガポールが91%、アメリカが72%、ブラジルが62%、フランスが64%、スウェーデンが85%、ナイジェリアが51%とアジア、北南アメリカ、ヨーロッパの主要国は非常に高い普及率を誇っています。引用元では調査したのは世界40ヶ国です。調査に含まれていない国はまだまだ普及率が低いでしょう。

今後もさらなるスマートフォン市場の拡大が見込まれます。

引用:世界40カ国、主要OS・機種シェア状況 【2017年9月】

 

 

・高額なデータローミング料金

非常に普及率の高いスマートフォンですが、海外で利用するとなると注意が必要です。

スマートフォンのデータローミング機能がONになっていると、海外に行った際に自動で現地の電波に接続してしまうことがあります。この場合は国内のパケット定額料金が適用されず、通信料が非常に高額になってしまいます。

 

そのため、海外でスマホを使う際には、スタバなどに設置してあるフリーWifiを使うか、海外用モバイルWifiをレンタルするか、海外パケット定額への加入、現地SIMカードの購入などといった別途に利用方法を用意する必要があります。

例えば、海外パケット定額では、1日3000円近い金額がかかります。海外用Wifiレンタルでも一日1000円程度かかります。使わない期間があれば、その期間分は損になってしまいます。

 

また、CISCOの調査によると、2016年に世界のモバイルデータ量は63%増加し、2016年12月には72億ギガバイトとなりました。Parks Associatesの調査によると、通信事業者は年間売上高3860億ドルを達成しており、1か月あたりだと322億ドルです。-日本円に換算すると、約3.56兆円です。その15%が未使用データである場合、それだけで月額48億ドル、日本円で5300億円通信事業者が得をしている、裏を返すと5300億円分をユーザーは損をしているということになります。

この未使用データを売買することができれば、使いたい人は使いたいときだけ使いたい分のパケットを購入することができる、パケットデータを余らせている人は余っている分を売ることでDENT、収入を得ることができる、お互いにWIN-WINです。

 

そういったコンセプトの元、実現しようとしているのが「DENT」です。

 

 

・特徴

DENTは、ブロックチェーン技術を用いてモバイルデータ売買のためのオープンなマーケットプレイスを作ることを目的に開発が開始されました。

 

下の3つが主な特徴として挙げられます。

①モバイルデータの解放

デントトークンは、通信事業者とユーザーコミュニティとの間のモバイルデータの世界的な通貨になります。DENTは、ユーザーが任意のユーザーから任意のユーザーにモバイルデータを自由に購入、販売、寄付することができる「データ共有決済」を可能にします。

②国際ローミングの解放

DENTは、通信事業者間の高価なルーティングなど、データローミングコストドライバの除去を容易にします。

海外に行った際にデータローミングを行うと国内のパケット放題が適用されず、非常に高価な金額を請求されます。つまりデータローミング料金の削除、または最小限に抑えようということです。

③最適な価格で自動化されたモバイルデータの購入

DENTは、消費者及びIoTデバイス用のデータパッケージの自動購入機能を可能にします。ユーザーは、あまりにも少ないデータの購入することを心配することなく、自分の地域で最も適した量を常に最良の価格で得ることができます。

 

また、DENTは、スマートフォンのパケットデータが不足しているときは、DENTマーケットプレイスから自動的に購入してパケットデータの補充を行うこともできるようです。

どんなIoTデバイスでもデータが必要なときはいつでもオープンDENTマーケットプレイスを通じてパケットデータの購入が可能で、ネット接続ができます。

つまり、これから来るIoT社会においては、わざわざ固定回線からIoTデバイスへの接続を行わなくても、DENTのプラットフォームを用いることでインターネット接続が前提となる商品の、国から国への移動と利用が格段に楽になるでしょう。(Wifiで良いのは内緒)

 

 

・将来性

最初は国内のみで行い、その後はインド、ブラジル、韓国などの主要市場で導入を行い、ユーザー層の拡大を狙っています。2018年半ばには100万人の登録ユーザー、2019年には数千万人の登録ユーザーに到達することを目標にしています。

実際にその人数で使われるようになれば、世界で最も使われる日常に関わるブロックチェーンアプリケーションの一つとなるでしょう。

 

2017年12月、iOS及びAndoroidにおいてはDENTモバイルアプリケーションがリリースされています。今はまだ限定的ですが、データパッケージの購入、販売も可能のようです。

 

2017年12月にアプリをリリースしたということで順調に開発は進んでおり、今後が期待できます。

 

アメリカ、インド、ブラジルなど複数の国でDENTと通信事業者がつながっていますが、最大の難所は国内大手の通信事業者と繋がることができるかどうかでしょう。

パケットデータとDENTの価格も気になります。レンタルWifiルーターを使ったほうが良ければそちらに流れますし、今以上にフリーWifiスポットが増えれば、Wifに接続して通信を行うのでそもそもパケットが必要ありません。

 

国間のデータローミング料金の差異に目をつけ、その部分をなくそうとするコンセプトは非常に良いので、今後の開発とマーケティング、発展に期待しています。

 

購入はKuCoinから。

新規登録は下のボタン(リンク)から可能です。

KuCoin新規登録

登録方法は下のページをご覧ください。

r1p-sn.hateblo.jp

 

 

・価格を確認する

価格はこちらから確認することができます。

1/22現在、0.0383ドル、日本円で約4.24円です。

https://www.coingecko.com/en/coins/dent (日本円での確認が可能)

coinmarketcap.com

 

 

・ロードマップ

f:id:r1p-sn:20180130012353p:plain